一生の不覚・9

2003年9月17日
Y字シップのおかげで痛みが和らいだので、わりと楽に会社へ到着。
「おはようございまーす、遅くなりましたぁー」
「おぅ、おはようー」
といつもどおりに会話できたのは最初だけ。すぐに質問が殺到。
そうだろうなぁ、左肘にアレだけ包帯まいて、ヨロヨロ歩いてたら。

「いや、社内の階段でコケまして…」という説明を何度やったことだろう。もちろん、直属の上司にはキチンと話して誤解を解いておいたが、「階段で転んだ」、で「骨折した」となると、左腕の包帯を見て「大丈夫かぁ?」となる。だから違うんだってば。肘にはアザしかないんだってば。
「骨折」てっていうとみんなやっぱり「松葉杖」「ギプス」「長期の通院」とイメージするようだが、そのどれにも当てはまらないので困る。まあ、痛さだけは他の骨折並なんだろうけど。

仕事は午後から再開。しかし仕事用のイスに座ってるのが痛い。イスの横半分に座って重心を横にそらして、腰痛をこらえながらパソコン作業。
出来た書類をプリントアウトしても、プリンタまで席を立って歩いていくのが辛い。
立つのにも座るのにも時間がかかってしょうがないので、上司のOKを取り、イスに座ったままキコキコと移動してプリンタまで行くことにした(笑。

後輩に事情を話したところ「ボクの家に穴開きザブトンありますよ。持ってきましょうか?」とありがたいお言葉が。
「家にあるって、誰かそれが必要だからあるんじゃないのか?」と聞いてみたら
「オヤジが使ってたんですけど、もう大丈夫なんで」

…『ぢ』が完治したのだな、キミのオヤジさんは(笑

<10に続く>

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