映画「ストリート・ファイター」

ちょっと日付は溯って金曜日、久々にココロから楽しんで映画を見た。
その名は「ストリート・ファイター」。

知らない方の為に補足すると、アーケードゲーム(いわゆる「ゲーセン」にあるゲーム)で空前の大ヒットをした「ストリート・ファイターII」という対戦格闘ゲーム(カプコン製)の、アメリカ製実写映画である。

主演のガイル大佐役はジャン・クロード・ヴァン・ダム。敵ラスボスのミスター・バイソン役には、故ラウル・ジュリア。この辺はなかなかゴージャスである。

しかし、肝心の話の方は…もう爆笑巨編!!　立派なＢ級アクション映画であった。

まず、ゲーム版の設定で引っ張ってるのは、キャラ名と格闘スタイルくらい。あとはメチャクチャ。

何が一番良かったかといえば、やはりミスター・バイソンだろう。
６ボタン＋８方向レバー(しかも2P仕様)のコンパネで機雷を発射したり、掴まえたチュン・リーを自室に連れ込んでムフフなことをしようと企むが、逆に散々ボコられてアタフタと逃げ出す姿は泪を誘った。

更に、手からイナヅマをバリバリ発射して「日本はこの技術で列車を走らせている」とのたまうミスター・バイソン!!　飛ぶ!!　光る!!　回る!!　ドッギャァ〜ン!!!!
磁力ってイナヅマだったのかぁ!!

もう、膝を打って笑った。笑いまくった。
原稿どころではなくなってしまった。

心残りなのは、これが名優ラウル・ジュリアの「遺作」になってしまった、ということである。
…いいんだろうか……。