空港閉鎖、寸前。

雨戸を開けると見事な銀世界。ここが横浜だとはとても思えないほど雪が降っている。
NHKはしきりに大雪情報を流す。
電車は動いているが、飛行機は相当危なそう。家を出る直前のニュースでは、自分の乗るフライトがキャンセル、という情報はなかった。

横浜からはリムジンバスのつもりだったが、この雪では渋滞に掴まる畏れがあったので、京急で行くことにする。
京急蒲田で「いつ来るか判らない」とアナウンスされている空港行きの電車を待っていると、旅行に同行する知人からTELが。
知人は大田区の住人で、駅前からタクシーで空港に乗り付けようとしたが、大渋滞にハマってしまったとのこと。

こちらは何とか電車が来て、無事空港へ到着。
人でごった返す…というよりもみくちゃな出発ロビーを抜け、少し人の少ないポイントで知人にTEL。すると、向うも幸いなことに渋滞を抜け、空港についたとの事で、無事合流を果たす。

しかし、この段階で「搭乗手続きは全便停止」の状態。空港閉鎖しかねない勢いである。
「搭乗手続き停止」のまま、自分達が乗るはずのフライトの出発時刻は過ぎてしまう。その後、このフライトは正式にキャンセルとなったので、夕方の便に振り替えてもらう。

夕方まで、座るところすら見つけられないほど混んでいる空港をさまよい、時間を潰す。
屋上の展望デッキに出てみたら、そこらじゅう真っ白で視界がほどんど効かなかった。これじゃあ飛行機なんて飛べない、と納得。
そして、夕方のフライトも遂にキャンセル。次の便は明日の朝だというので、再度変更してもらう。

この日はヘトヘトになってしまった。